ラボグロウンダイヤモンド

アマゾンプライムビデオで、ディカプリオ主演の「Blood Diamond 」を観ました。

キンバリープロセスの認制制度についで、最後キャプションで流れるのですが、映画終了後調べ、初めて知りました。

アフリカでダイヤモンド、石油、ゴールドが紛争の資金源となり、利権の奪い合いが、目を覆いたくなるほどの暴力と搾取を生み出しているのを、戦闘シーンのリアルなインパクトとディカプリオが悪人から心を取り戻すヒューマニティ溢れる演技が素晴らしく、始まりから終わりまで、誰が一番の悪人なのかずっと考えさせられました。

 

デビアス社は、ジュエリーが好きな人なら誰でも知っている、この世界の役9割のダイヤモンドを支配していた会社であり、採掘・流通・加工・卸売すべて行うことで、世に出る数をコントロールし、その希少価値からダイヤモンドの価値を高く維持させていると、以前、仲良くしている宝石商のインドの方に聞いたことがあります。

2018年からそのデビアスが『ライトボックス』という合成ダイヤモンドのブランドをスタートさせましたが、まだまだ日本での認知度はゼロに等しくて、きっとこれからなのでしょう。

CVD製法(デビアス社)とHPHTと呼ばれる2つの製法があり、実験室で成長させたダイヤモンドは、輝きも硬さも天然と同じ。鑑定しても内容は全く同じ。だってダイヤモンドって石炭ですんね〜。ただ、鑑定書にラボグロウンと記載されることと、もちろんデビアスもですが、製造時にダイヤモンド自体に刻印されてるようですよ。価格は、天然本物ダイヤモンドの10分の1。

1カラットが天然80万が相場で、ラボグロウンが8万円。驚いたのが、イエローやブルー、ピンクなど天然であればぐん!と価格が上がるカラーダイヤモンドも、ラボグロウンなら同じ8万円。ま、考えれば、当たり前なのですが、、、天然で希少価値故のびっくりお値段!

ここでも、デビアス社は非難されてるようです。人口ダイヤモンドでも市場価格の設定、スタンダードを決めるのは、またデビアスと。

 

フェアトレードのコーヒー豆を見かけるように、

フェイクファーしか使わない宣言をしたブランドがあり、

メキシコのミコアカン州で栽培されたアボカドは「血のアボカド」と呼ばれ、欧米のレストランでアボカド排除運動があったり、

もしかしたら、このラボグロウンダイヤモンドもディカプリオの映画を観た人が行動した結果かもしれない。

マクロビオティックのお店もたーくさん増えました。

 

選択出来て、考える事ができるのが現代人なので、私は考えます。